Windows95の時代からパソコンを使っている、少し古い時代の者です。年齢を重ねると、新しい物や情報を受け入れるのが難しくなることがあると言われていますが、私もその一例かもしれません。
それでも、できるだけ若い世代や新しい情報を受け入れようと努力しています。しかし、どうしても気になることがいくつかあります。
面と向かって言うことは少ないですが、気になることがあれば黙っていることが多いです。それでも、どうしても気になるひとつが、ファイル名やフォルダ名の付け方です。
ファイル名のスペース(空白)はモヤっとするだけの話ではない
フォルダやファイル名の間のスペース(空白)を何となく入れているのだろうか。理由はわかりませんが、実はいろいろと問題があります。しかし、通常その問題に出会うことがないのかもしれません。
データ移行の仕事でエラー
システム入替のためのデータ移行の仕事をしていたとき、ファイル名に空白を入れる社員たちが多く困りました。
例えば「東京 おいしいもの紹介」のように、「東京」と「おいしいもの」の間にスペース(空白)が入っていることがよくありました。
個人で好きにファイル名を付けれる状態でした
新しいシステムにインポートする際に、規則性のあるファイル名に変換することにしたのですが、ここで問題発生。
大量のファイル名変換をコマンドプロンプト(またはPowerShell)を使って実行したとき、変換できなかったのが、空白の入っていたファイルでした。
回避方法はあるのですが、少し手間がかかります。
ファイル名の規則について上司に提案しましたが、「みんなが好きにファイル名を付けてしまうので、仕方ない」と言われてしまいました。結局、ルールを設けることなく、勝手に付けられたファイル名を変更せざるを得ませんでした。
スペースのあるファイル名を変換する場合
PowerShell(またはコマンドプロンプト)で、スペースのあるファイル名を変換する場合は、引用符が必要です。「東京 おいしいもの紹介」の場合は、「"東京 おいしいもの紹介"」で、変換します。
しかし、この方法はデータ変換が大量にあったため、VBAを使って処理しました。
いろいろな職場を経験しましたが、この「スペース問題」はよく見かけるものです。私自身が直接関わらない限り、特に指摘することはありませんが、気になることではあります。
その他のエラー
ファイル名やフォルダ名にスペースが入っていることで問題が起きる場面は他にもあります。
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機種依存文字が好きな人が多い
ファイル名やフォルダ名に星やダイヤの記号、丸付き数字など、いわゆる機種依存文字を使うことがよくあります。正直、私としては少し気になる点ではありますが、できるだけ指摘せずにそのままにしています。
中には、強制的に機種依存文字を使わせようとする方もいますが、私自身が管理するデータでは、基本的に機種依存文字は使用しません。
とはいえ、相手の要望に応じてどうしても使用しなければならない場合もありますので、その際には仕方なく使うこともあります。
ここまでお話ししたように、私が機種依存文字を避ける理由は、実際にいくつかの問題が起こることがあるからです。
まとめ
ファイル名やフォルダ名の間にスペース(空白)を入れるとどのような問題があるのか説明しましたが、職場でファイル名変換等行うことない人にとっては、なぜダメか気づかないのでしょう。
後でどのようなことがあるかわからないので、ファイル名をつなぐには「ハイフォン」や「アンダーバー」を使うことをおすすめします。
このような規則性のある記号を入れることで、ファイル名から特定の文字を抜き出す場合にも役立ちます。