ファイル名やフォルダ名で使えない文字と使わない方がよい文字 | Windows

Windowsでは、ファイル名やフォルダ名に使えない文字があることをご存知でしょうか。

しかしそれ以外にも、使わないほうがいい文字があります。今回は、そのような文字について考えてみましょう。

こんな方におすすめの内容
  • パソコン初心者
  • 今後IT関連の仕事に転職を考えているので基本を知りたい
  • ファイル名やフォルダ名で問題が起こったことがあるが理由が知りたい

Windowsで使えない文字とは、ファイル名やフォルダ名に使うことができない文字のことです。

  • 予約語(フォルダに含めることができない)
  • パス区切り文字
  • 特殊文字
  • 無効な文字

また、使えるけど、使わない方が無難な文字もあります。

ファイル名やフォルダ名には、英数字とハイフン(-)やアンダースコア(_)を使用することが一般的に推奨されます。また、できるだけ短く、わかりやすく、意味を持たせることが望ましいです。

目次

ファイル名やフォルダ名に使えない文字

ファイル名やフォルダ名に使用できない文字があります。

予約語

Windowsでは、一部の文字が予約語として使用されています。

これらの文字をフォルダ名に含めることはできません。

以下は例です。

  • CON
  • PRN
  • AUX
  • NUL
  • COM1
  • LPT1

その他にもあり。

パス区切り文字

¥(円マーク)

フォルダ名とファイル名を区切るバックスラッシュは、パス区切り文字として認識されます。

特殊文字・無効な文字

これらの文字はコンピュータによって特別な意味を持つ場合があります。

スクロールできます
文字名称
/スラッシュ
:コロン
*アスタリスク
?クエスチョンマーク
"2重引用符
<不等号(大)
>不等号(小)
|バーティカルバー

これらの文字を使おうとすると、エラーメッセージが表示されます。

エクセルに入力されている文字(半角「?」を含む)をコピーし、フォルダに貼り付け用としたときに表示されるメッセージです。

ファイル名やフォルダ名に使用できない文字があります。

フォルダ名に半角「/」を入力したときに表示されるメッセージです。

エクセルでファイル名に半角の「<」を含む名前を付けようとしたときに表示されるメッセージです。

エクセルで名前に使えない文字を含んでいる場合

使えるけど使わない方が無難な文字

自分以外にも使う人がいる場合は使わない方が無難な文字です。

機種依存文字・特殊文字

機種依存文字とは、特定のコンピューターの文字集合にしか存在しない文字のことです。例えば、Windowsでよく使われる機種依存文字にこのようなものがあります。

機種依存文字を使わない方が良い理由とエラー例

機種依存文字は、異なるコンピューターで表示すると文字化けが発生することがあります。

また、機種依存文字を含んだファイルを他のコンピューターに送信したり、Web上に公開する場合には、相手側のコンピューターがその文字を正しく表示できない可能性があります。

機種依存文字に関連するエラーは、次のような症状が現れます。

  • 文字化けが発生する
  • 文字が正しく表示されない
  • 文字が欠けて表示される
  • ファイルの内容が壊れてしまう
  • プログラムが正常に動作しない

なぜエラーが起きるか

機種依存文字は文字コードの相互変換において問題を引き起こすことがあります。

特に、UTF-8などのUnicodeを採用している場合、機種依存文字を含む文字列を変換すると、意図しない文字化けや文字の欠落が発生することがあります。

  • OSによって文字や記号に対する扱いが違う。
  • 作成した環境では読めても他の環境で読めない可能性がある。
  • 違うOSでの利用例として、UNIXなどをファイルサーバーにしていて、windowsから使用する場合
  • 外付けHD等

回避方法

機種依存文字はできるだけ避けることが望ましいです。代替手段として、代用文字や表現方法を考えることが必要です。

機種依存文字に関連するエラーを防ぐためには、機種依存文字を使わないようにすることが重要です。

代替手段として、代用文字や表現方法を考えることが必要です。また、文字コードの相互変換を行う際には、機種依存文字に対応した文字コードを使用することが望ましいです。

どうしても使う場合は、PDF化や画像ファイルに変換するという方法もあります。

長すぎるファイル名

その他、システムにデータを取り込もうとしたとき、エラーになったことがあります。

社内回覧のシステムで、長すぎるファイル名が原因でデータを添付できないという例もありました。

空白

ファイル名やフォルダ名に空白を入れると思わぬエラーが起きることもあります。

実際にあった例です。フォルダ名の間に空白(全角1文字)があります。

このフォルダ名をエクセルのリンクで開こうとした場合のエラーです。

セルC2に以下のハイパーリンク関数はを設定します。

=HYPERLINK(CONCAT($E$1,A2,” ”,B2),B2)

フォルダが開かないエラーの原因は、空白文字が全角1文字ではないからです。以下は上記のフォルダです。左は全角1文字で右は半角4文字です。目視だと同じに見えます。

メモ帳に書き出すとわかりやすいです。

その他、ファイル名やパス名に空白が含まれていると、コマンドラインツールやシェルスクリプトなどでそのファイルやパスにアクセスする際に、正しく認識されずエラーが発生することがあります。これは、空白が区切り文字として解釈され、意図しない動作をするためです。

また、プログラム上で空白を誤って扱うと、意図しない動作をすることがあります。たとえば、文字列を空白で分割する場合、空白文字が複数連続していると、区切りと認識されず、分割結果が正しくならない場合があります。

使っても問題ない文字

では使っても問題ない文字は何か。

  • アンダーバー
    例:A123_アンパン
  • ハイフォン
    例:A123-アンパン
  • 半角英数字リスト

Windows では、半角英数の大文字と小文字は区別されません。

しかし、サーバなどで用いられるUNIX では、大文字と小文字を区別するため、ファイル名の大文字と小文字が一致していないと別のファイルとして扱われるので注意が必要です。

また、HTML(XHTML)や CSS のリンク元で指定したファイル名とリンク先となるファイル名の大文字や小文字が一致していないと、別のファイルとして扱われてます。

まとめ

ファイル名やフォルダ名には、使えない文字がいくつか存在します。予約語やパス区切り文字、特殊文字・無効な文字などがこれにあたります。

また、使えるけれども使わない方が無難な文字や機種依存文字・特殊文字、長すぎるファイル名、空白などにも注意が必要です。これらを適切に扱わないと、ファイル操作でエラーが発生することがあります。

まずは、使えない文字を避けることが大切です。さらに、使えるけれども使わない方が無難な文字や機種依存文字・特殊文字にも注意が必要です。

ファイル名が長すぎる場合も問題が起こることがあります。そのため、できるだけ短く、かつ分かりやすい名前を付けるように心掛けましょう。

また、空白も注意が必要です。空白を含むファイル名やフォルダ名は扱いづらく、エラーが起こることがあります。そのため、空白を使わないようにしましょう。

最後に、使っても問題のない文字もありますが、できるだけシンプルな名前を付けるように心掛けましょう。これらの注意点を踏まえ、正しいファイル名やフォルダ名を付けることで、スムーズなファイル操作ができるようになります。

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