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パワーポイント・スライドの目次を作成する

パワーポイントの目次作成は、ワードのような便利機能がありません。

一般機能で作成する方法とマクロを使う方法を説明します。

一般機能で目次を作成する

(1)[表示]>[プレゼンテーションの表示]グループの[アウトライン表示]をクリックします。

アウトライン表示

アウトライン表示後の画面です。

アウトライン表示

(2)アウトラインを右クリックし、[すべて折りたたみ]をクリックします。

この操作はタイトルのみ表示にするためです。

折りたたみ

(3)ハイパーリンクを設定するスライドを作成します。ここでは「目次」とタイトルをつけています。

スライド挿入

(4)ハイパーリンク先にするスライドを選択し、Ctrl + C でコピーします。または右クリックより「コピー」を選択します。

ここでは「目次」以外を選択します。

スライドの選択

(5)スライド「目次」にテキストを挿入し、 Ctrl + V で貼り付けします。

テキストの貼り付け

VBAで目次を作成する

目次にするスライドを用意しておき、スライド「目次」に目次以外のタイトルを書き出します。

(1)スライドの先頭にスライドを挿入します。

スライド

(2)タイトルを入力します。ここでは「目次」にしました。サブタイトルは空欄のままにします。

スライド

(3)標準モジュールに次のコードを入力します。

コードはエラー処理はしていません。

条件

  • スライド1は目次
  • スライド2以降の目次を作成する
 Dim sid As Slide: Set sid = ActivePresentation.Slides(1)
  Dim mokuji As String
  
  With ActivePresentation.Slides
   Dim i As Long
    For i = 2 To .Count
      With .Item(i)
          mokuji = .Shapes.Title.TextFrame.TextRange.Text & vbNewLine
          sid.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange.InsertAfter NewText:=mokuji
      End With
    Next i
  End With

(4)スライドを選択した状態でマクロを実行します。

目次を選択した状態で、Altキー + [F8]を押しマクロを実行する方法が確実です。

マクロの実行

実行後

マクロ実行後

目次内容に変更があった場合は、テキスト内の文字を削除しマクロを実行します。

もしくは文字を5行目の上に消すコードを追記します。

sid.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange = ""

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