簡単なエクエル家計簿を作りながら、覚えるエクセルの基本です。足し算と引き算がわかれば理解できます。
簡易家計簿作成手順
- 単式複式簿記で作る家計簿(この記事)
- テーブル設定
- VLOOKUP関数の設定
- 表示形式と入力規則設定
目次
単式簿記と複式簿記
家計簿をつけるのに簿記の知識がなくてもできますが、簡単に単式簿記と複式簿記の違いを説明します。
単式簿記
単式簿記は、収入と支出のみ記録します。使う勘定科目は1つのみです。
例えば、「1月1日に電気代5千円を現金支払った」場合の記録方法は次の通り。
1/1 電気代 5,000円
記録は簡単で、収支の計算も簡単。
デメリットは、上記の記録だけでは、どんな方法で支払ったかはわからず、財政状況を把握できません。
複式簿記
単式簿記と同じ取引を複式簿記で記録すると、次の通りです。
1/1 電気代 5,000円/現金 5,000円
複式簿記では、財政状況を把握できます。
単式簿記の家計簿
使うシートは2つです。
- シート「家計簿」:日々の収支を入力するシート
- シート「科目」:勘定科目を設定するシート
家計簿シート
シート「家計簿」は、日々の収入と支出を記録します。科目コードを入力すると、シート「科目」の科目名をシート「家計簿」の科目名に表示します。
入力方法はシンプル。
- 収入:+
- 支出:-
集計は単純。足し算と引き算だけ。
科目シート
勘定科目を設定するシートです。
科目は、費用科目と収入科目のみです。
計算方法
2つのシートにはテーブル設定をしています。
シート「家計簿」の集計行は、テーブル機能の「集計行」です。
集計を知りたいときは、テーブル機能の「集計行」をオンにし、日々の入力をするときはテーブル機能の「集計行」をオフにします。
次回からは、この簡易家計簿の作り方を説明します。