DoCmdオブジェクトオブジェクトのOpenFormメソッドを使ってフォームを開く方法です。
目次
フォームを開く
構文
DoCmd.OpenForm フォーム名, ビュー, フィルタ名, 条件式, 入力モード, ウィンドウモード, フォーム引数
定数と説明
OpenFormメソッドの定数と説明です。
フォーム名(必須)
開くフォーム名を指定します。
ビュー(省略可能)
フォームを開くときのビューを指定します。
スクロールできます
名前 | 説明 |
---|---|
acNormal(既定) | フォーム ビューで開きます。 |
acDesign | デザイン ビューで開きます。 |
acFormDS | データシート ビューで開きます。 |
acFormPivotChart | ピボットグラフ ビューで開きます。 |
acFormPivotTable | ピボットテーブル ビューで開きます。 |
acLayout | レイアウト ビューで開きます。 |
acPreview | 印刷プレビューで開きます。 |
フィルタ名(省略可能)
クエリ名を文字列で指定します。
条件式(省略可能)
SQLを文字列式で指定します。
入力モード(省略可能)
スクロールできます
名前 | 説明 |
---|---|
acFormPropertySettings(既定) | フォームのプロパティに基づいて開きます。 |
acFormAdd | 追加もモードで開きます。 |
acFormEdit | 編集モードで開きます。 |
acFormReadOnly | 読み取り専用で開きます。 |
ウィンドウモード(省略可能)
スクロールできます
名前 | 説明 |
---|---|
Acwindownormal (既定) | 通常のウィンドウで開きます。 |
acDialog | ダイアログボックスとして開きます。 |
acHidden | 非表示の状態で開きます。 |
acIcon | 最小化された状態で開きます。 |
フォーム引数(省略可能)
開くときに渡す文字列を指定します。
フォームとコードの例
次のようなフォームの場合の例です。
フォーム例
フォーム「会員一覧」の例
コード例1
フォーム名指定の場合のみ
DoCmd.OpenForm "F会員一覧"
コード例2
条件を指定して、フォームから別フォームを開く場合
【Accsess】フォームから条件指定して別フォームを開く
一覧(表形式)のフォームと個別(単票式)フォームがあり、一覧の中からレコードを選択し詳細フォームを開く方法です。 環境:Microsoft 365 【完成例】一覧フォームか...
フォームを閉じる
構文
DoCmd.Close オブジェクトタイプ, フォーム名, 保存方法
定数と説明
Closeメソッドの定数と説明です。
オブジェクトタイプ(省略可能)
閉じるオブジェクトの種類を指定します。省略すると現在アクティブなウィンドウが閉じられます。
DoCmdオブジェクトのCloseメソッドは、フォーム以外も同じです。
スクロールできます
定数 | 説明 |
---|---|
acForm | フォーム |
acMacro | マクロ |
acModule | モジュール |
acQuery | クエリ |
acReport | レポート |
acTable | テーブル |
フォーム名(省略可能)
閉じるフォームの名前を指定します。省略すると現在アクティブなウィンドウが閉じられます。
フォーム以外の場合は、オブジェクトの名前を指定します。
保存方法
閉じるときの動作を指定します。
スクロールできます
定数 | 説明 |
---|---|
acSavePrompt(既定) | オブジェクトの保存をするか確認するダイアログを表示します。 |
acSaveYes | オブジェクトを保存します。 |
acSaveNo | オブジェクトを保存しません。 |
フォームとコードの例
次のようなフォームの場合の例です。
フォーム例
フォームに「閉じる」ボタンを設置
コマンドボタンのプロパティ
- 名前:CmdClose_Click
- 表題:閉じる
コード例1
保存方法を省略した場合
- オブジェクトタイプ:acForm
- フォーム名:F会員一覧
- 保存方法:省略 → acSavePrompt
DoCmd.Close acForm, "F会員一覧"
コード例2
アクティブなオブジェクトは、コマンドボタンを設置しているフォームなのでこれだけでも閉じます。
DoCmd.Close
コード例3
現在アクティブなフォームを閉じるコードです。
DoCmd.Close acForm, Screen.ActiveForm.Name