フォームにあるテキストボックス内で改行する場合は、「Ctrlキー+Enterキー」を使いますが、この方法では改行できないフォームがありました。
原因は、VBAのコードでした。
目次
改行する方法
例:フォーム上にあるテキストボックス「備考」内で文字を改行したい場合
改行前の画面です。
改行後の画面です。
以下の方法で改行できます。
Ctrlキー + Enterキー
しかしこの方法で改行できないフォームがありました。
改行が出来なかった例
フォーム上の名前
- 備考:text_bikou
- 登録:cmd_touroku
テキストボックスの備考「text_bikou」をクリック時のイベントプロシージャがありました。
Private Sub txt_bikou_KeyDown(KeyCode As Integer, Shift As Integer) If KeyCode = vbKeyReturn Then KeyCode = 0 cmd_touroku.SetFocus End If End Sub
- If KeyCode = vbKeyReturn Then
Enterキーを押したら - KeyCode = 0
入力されてキーをキャンセル - cmd_touroku.SetFocus
コマンドボタン「登録」へ移動
このアクセスでのフォームを作成した人は、既に社内にいない方だったため、話を聞くことはできませんでした。
おそらく親切な機能として、テキストボックス「備考」に入力しEnterキーを押したら「登録」へ移動させるようにしたのだろうと思います。
このコードを削除すれば、Ctrlキー+Enterキーを押せば改行できるようになります。