エクセル初心者にありがちな余計な設定でわかりにくい困ったデータの例

エクセルで関数を使わなくてもよい場面でも、使っているがゆえにかえってわかりにくくなっているデータに遭遇することがあります。

エクセルを覚えたての頃や少し使えるようになってからは、新しい機能を使いたくてしょうがない気持ちになるかもしれません。自分はこんなこともできるとアピールしたくなり、いろいろ駆使してしまうこともあるかも。

これは、私自身がエクセルを覚えたての頃のことでもあります。

関数不要な場合でも、いろいろな関数を使いたくて仕方がなかったのです。関数だけでなく、VBA(マクロ)も同じでした。今思うと非常に恥ずかしい経験です。エクセルだけでなく、他のソフトでも同様です。

凝った関数等の設定されたエクセル表や一般機能で対応可能なVBAは、実際には無駄なことが多いです。

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関数不要の例

例えば、「m月度の報告書」というタイトルを関数で表示している場合です。「m」は月ごとに変わります。

この程度なら、直打ちで全く問題ないし、わかりやすいです。余計な関数設定をしていると、初めてデータを渡された人を混乱させる原因にもなります。かえって時間がかかってしまいます。

かなり凝った関数設定だったが必要性を感じない

以下は実際にあった例をもとにしていますが、完全に同じではありません。

VLOOKUP関数

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)

セルB2にVlookup関数を設定してあります。

範囲のデータ

検索値の凝った設定

検索値は、セルA1ですが何も表示していないように見えます。

セルの書式設定のユーザー定義で「””」を設定すると、数字の場合にのみセルが空白として表示されます。

直打ちで全く問題ない

このような例では、関数設定するとかえって混乱にもとになるかもしれません。

直打ちで入力する方が早いです。

どうしても関数が使いたい!

というなら、次の方法でも良いのでは?

=CONCAT(A1,"月度の集計報告")

私なら、直打ちします。

これは一例に過ぎませんが、他にも無駄な関数設定がされているエクセルデータをよく見かけることがあります。

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