転職成功のためにハローワークの職業訓練を受けるのは有利?不利?

悩む人

職業訓練って受講しても意味がないの?無料で勉強できるって聞いたけど・・・

こんな疑問にお答えします。

  • 転職を考えているけどスキル不足に悩んでいる
  • スクールに通いたいが学費を出す余裕がない
  • 職業訓練について「不利」という情報に不安を感じている
  • 職業訓練後に転職成功した話を聞きたい

本記事では、ハローワークの職業訓練を受けることが転職において有利なのか不利なのかについて、詳しく解説していきます。

また、給付金や雇用保険(失業保険)を受給しながら職業訓練に通う方法や、コース、手続き方法、受講後後に訓練内容の仕事に転職した体験談も紹介します。

1回目の受講では、関連職種に転職しました。 2023年に2回目の職業訓練を受講しました。訓練コースの選び方だけでなく、自分の年齢、環境、そして目指す職種がマッチしているかも重要だと思いました。

目次

職業訓練受講を決める前に感じる不安の理由

転職を考える人にとって、職業訓練を受講することは、新しい職種に転職するための有力な手段の一つです。しかし、実際に受講しても、求人市場においてどの程度有利に働くのか不安を感じる人も多いでしょう。

まずは、その不安の理由を意識化することが大切です。

経済的な負担

職業訓練は、有料と無料があります。

受講料が無料だとしても、受講期間中は収入が得られないため、経済的な負担を感じることがあるかもしれません。

条件を満たせば、受講期間中に給付金を受給しながら勉強できます。

また、現在離職中(失業状態)で雇用保険(失業保険)の受給対象者は、条件によって職業訓練期間中の雇用保険支給が延長されたり、受給が早まることがあります。

職業訓練については、次の項目で詳しく説明します。

職業訓練が就職にどの程度役立つか不安

職業訓練が就職にどの程度役立つか不安

自分が受講した内容・資格・技能が、求人市場でどの程度価値があるのか、転職する際に役に立つのか、受講期間に見合うだけの価値があるのか、といった点が不安になることがあります。

また、職業訓練を受講しても、自分の希望する職種に就けるか不安になることもあります。

しかし、職業訓練を受講することで、新しい職種にチャレンジする意欲や、自信を得ることができます。また、求人市場における自己アピールの材料にもなります。

不安を抱えながらも、職業訓練を受講することで、自分自身の可能性を広げることができます。

まずはどのような職業訓練のコースがあるかチェックしてみましょう。

離職期間が長くなり、転職時に適切な対処ができるか不安

離職期間が長くなると、転職時に適切な対処ができるか不安に感じる人も多いでしょう。しかし、その不安を解消するためには、自分自身のスキルアップに努めることが必要です。

また、離職期間中には自己研鑽の機会を活用し、自己啓発や趣味・特技の開発などに取り組むことも有効です。それによって、趣味から自分の知らなかった能力を発見できる可能性もあります。自己成長につながるだけでなく、転職活動においてアピールポイントを増やすことができます。

離職期間が長くなっても、諦めずに自分自身を磨いていくことで、転職時に適切な対処ができる自信をつけることができます。

公的職業訓練の種類・給付金等・受講手続きを知る

職業訓練を受講するかどうか迷っている方や、受講することを決めた方に向け、職業訓練にはどのような種類があるか、また給付金制度についても解説します。

公的職業訓練(ハロートレーニング)は、職業スキルや知識を身につけるための職業訓練制度です。期間は2か月からあり、1~2年の訓練もあります。

公的職業訓練は2016年11月に、愛称・キャッチフレーズを「ハロートレーニング ~急がば学べ~」に決定されました。

公的職業訓練、公共職業訓練、求職者支援訓練、ハロートレーニング、などの似たような言葉だったり、サイトによって名称が違ったりする場合があり、混乱する人もいるかもしれません。

運営者

私は混乱しました

職業訓練の名前や内容を整理しました。

公共職業訓練と求職者支援訓練

公的職業訓練は大きく分けると2つ。

公的職業訓練
  1. 公共職業訓練
    主な対象者:雇用保険(失業保険)を受給している求職者
  2. 求職者支援訓練
    主な対象者:雇用保険を受給できない求職者

1番目の「公共職業訓練」はさらに4つにわかれます。

公共職業訓練
  1. 離職者向け(無料)
  2. 障害者向け(無料)
  3. 学卒者向け(有料)
  4. 在職者向け(有料)
職業訓練について

以下は、それぞれの訓練の詳細です。右側の三角をクリックすると、表示・非表示を切り替えできます。

求職者支援訓練

ハローワーク求職者で、主に雇用保険を受給できない方向けの訓練です。条件を満たすと月10万円の給付金が支給されます。

  • 訓練期間:2か月~6か月
  • 受講料:無料(テキスト代等除く)
  • 実施機関:民間教育訓練機関等(訓練コースごとに厚生労働大臣が認定)で、基礎コースと実践コースがある
公共支援訓練・離職者向け

ハローワーク求職者で、主に雇用保険受給者向けの訓練です。

  • 訓練期間:概ね3か月~2年
  • 受講料:無料(テキスト代等除く)
  • 実施機関:国(ポリテクセンター)、都道府県(職業能力開発学校)、民間教育訓練機関等(都道府県からの委託)
公共支援訓練・障害者向け

ハローワークの求職障害者向けの訓練です。

  • 訓練期間:概ね3か月~1年
  • 受講料:無料
  • 実施機関:国(障害者職業能力開発校、他)、都道府県(職業能力開発学校)、民間教育訓練機関等(都道府県からの委託)
公共支援訓練・学卒者向け

高等学校等卒業者向けの訓練です。

  • 訓練期間:1年または2年
  • 受講料:有料
  • 実施機関:国(ポリテクセンター)、都道府県(職業能力開発学校)
公共支援訓練・在職者向け

在職労働者向けの訓練です。

  • 訓練期間:概ね2日~5日
  • 受講料:有料
  • 実施機関:国(ポリテクセンター)、都道府県(職業能力開発学校)

過去に受講したことがありますが、受講後に終了証書をいただきました。

名前等消してます

雇用保険・給付金

前項目で説明していますが、職業訓練受講中に雇用保険の受給、または給付金の支給がある場合があります。

  • 公共支援訓練・離職者向け:雇用保険の受給
  • 求職者支援訓練:給付金の支給
公共支援訓練・離職者向け

雇用保険受給者の場合、所定給付残日数によっては給付金延長されます。また、給付制限中に訓練開始すると、給付金の支給が早まります。

条件
  • 原則雇用保険の所定給付日数の2/3に相当する日数分の基本手当の支給を受け終わる日以前に受講開始
    所定給付日数が90日の場合:90日分、120日又は150日:120日分、240日以上:150日分まで
  • ハローワークで受講の必要性を判断
求職者支援訓練

条件を満たす場合は、受講期間中受講手当(月10万円)を受給しながら無料で職業訓練を受講できます。受講手当の他、通所手当や寄宿手当を支給(本人収入が月8万円以下等)もあります。

対象者の例
  • 雇用保険の適用がなかった離職者
  • フリーランス・自営業を廃業した
  • 雇用保険の受給が終了した
  • 収入が一定額以下の在職者

上記対象者で給金支給条件を満たしている必要があります。

給付金の支給要件
  1. 本人収入:月8万円以下
  2. 世帯全体収入:月25万円以下
  3. 世帯全体金融資産:300万円以下
  4. 現在住んでいるところ以外に土地と建物を所有していない
  5. 訓練実施日全て出席
  6. 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
  7. 過去3年以内に不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない

詳しい情報は厚生労働省のサイトで確認してください。

職業訓練のコース

様々なコースがあり、資格取得を目指すコースもあります。

  • 事務系
  • IT
  • 建設・製造
  • サービス
  • 介護
  • デザイン
  • 美容

全国のコースを閲覧しましたが、コースが一番多いのは東京です。地方ではコース数が少ない傾向にありますが、通学可能なら隣接する都道府県の職業訓練を受けることも可能。また、eラーニングのコースを受講することも可能です。

一部のeラーニングは通学する日を設けているコースもあります。

地域によっては、ハローワークのサイトで「オンライン訓練・eラーニング」等のコーナーを設けていることもありまが、案内がない地域もありました。(2023年現在)

検索方法としておすすめは、東京の職業訓練コーナーをインターネットで閲覧することです。完全に自宅でできそうで興味のある職業訓練を見つけたら、ハローワークに相談しましょう。

受講手続きの流れ

受講を決めた際に、手続きをスムーズに進めるためには、手続きの流れを知っておくと良いでしょう。

管轄のハローワークで、以下の手続きをします。

  1. 職業相談
  2. 説明会
  3. 受講申込
  4. 選考
  5. 合格後に行うこと
職業相談

ハローワークで職業相談をします。

コースを選んだ理由を聞かれる(はずです)。それは、本当に職業訓練を受け、就職する気があるのかの確認でもあります。

まだコースを決めかねている場合は、相談にのってもらえます。

この相談の際に、申込書をもらえます。

説明会

受講したい訓練校に直接行き、見学することもできます。見学が必須のコースも存在するようなので、確認してください。

eラーニングの職業訓練の場合は、ZOOM等でのオンライン説明会を実施していることもあります。

参加必須でない場合でも、参加した方が雰囲気がわかるし、受講する気があるアピールにもなります。

受講申込

ハローワークへ行き、受講申し込みの手続きを行います。

eラーニングの場合は、申込書の一部を訓練校にメール等で送付する場合もあります。

選考

選考は職業訓練校が行います。

面接のみのコースもありますが、面接と適性検査等の試験があります。

ポイントは、職業訓練を受講して就職したい、ということが伝わるかです。

合格後に行うこと

合格した場合、ハローワークの指示でキャリアコンサルティングを受けます。キャリアコンサルタントによる面談の前に以下の書類作成(例)をします。

  • キャリア・プランシート
  • 職務経歴シート
  • 職業能力証明(免許・資格)シート
  • 職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート

その後、訓練開始前(日時の指示有)に、就職支援計画の作成し、 訓練受講開始します。

職業訓練の受講を決める前に知っておくべきこと

前項目で説明した「職業訓練の種類やコース、雇用保険の受給や給付金」は、職業訓練を受講する前に知っておくべき重要な情報ですが、ここではさらに別のポイントについて解説します。

職業訓練を受講する際に押さえておきたい情報やポイントを、よりわかりやすく紹介します。

受講前の確認
  • 職業訓練受講の目的を明確にする
  • 実際に受講した人の話を聞く

上記のことについて、もう少し詳し解説します。

職業訓練受講の目的を明確にする

職業訓練を受講する前に、自分がどのような目的で受講するのかを明確にすることが大切です。

明確な目的があれば、それに合った職業訓練を選び、効果的な学習ができます。また、目的が明確であれば、受講後のキャリアプランの策定や転職活動などにも役立ちます。

知り合い(身内)に何となくコースを選び、受講してみたら内容が簡単すぎて退屈し、1か月で退校した例があります。

職業訓練の受講を申込する際に、志望動機を記載する必要があります。また、面談もありますので目的を明確にすることは必須です。

コースによっては、筆記試験もあります。

職業訓練の受講前には、自分自身に向き合って目的を明確にし、有意義な受講につなげましょう。

実際に受講した人の話を聞く

職業訓練を受講する前に、実際に受講した人の話を聞いてみることが役立ちます。

受講前に抱える不安や疑問について、受講者の体験談や感想を聞けば、現実的な情報を得ることができます。また、受講前に話を聞くことで、受講の目的や期待感をより明確にできます。

身近に職業訓練を受講した経験のある人がいない場合は、ハローワークの職業訓練相談窓口で話を聞くのも良い方法です。

これは私の実体験ですが、ハローワークの相談窓口で受講しようとしたコースについてやめた方がよいとアドバイスを受け、結果的にやめてよかったコースでした。自分の考えだけではわからないこともあるものです。

他の方法として、インターネット上で職業訓練に関するブログ等の体験談をみつける方法もあります。

職業訓練受講の体験談

東京都・昭和通り

私が1回目に受けた職業訓練について紹介します。

受講した科のは「経理・総務」です。

IT関連の仕事に就きたい場合は、「経理」の知識は非常に役立つので、簿記の勉強はおすすめ

当時の状況

自己都合で退職し、当時は3か月の給付制限がありました。

状況
  • 退職日:12月末
  • 求職申込日:1月15日
  • 給付制限期間:1月22日~4月21日
  • 職業訓練申込日:5月26日
  • 職業訓練:7月1日~9月26日

職業訓練開始日の給付金残日数は21日でした。給付日数は90日だったので、訓練開始日に1/3の残日数を切っていましたが、給付金は延長されました。

職業訓練の内容

受講コース
  • 訓練科目:経理・総務
  • 訓練期間:3か月
  • 訓練施設:東京都内の資格の学校

受講生は30人くらいだった記憶があります。

訓練内容は、簿記は日商簿記2級レベル、その他には、MOS(Excel、Word)の勉強もありました。

受講終了後に、終了証書をいただきました。

終了証書・職業訓練

名前等は消しています。

訓練校の受講で資格取得可能か

簿記やMOSの試験を受けるかについては任意でした。

私は訓練校に入る数か月前に、日商簿記3級に合格、訓練終了後に日商簿記2級に合格しました。

職業訓練の授業は、全くの初心者だとスピードは少し早かったと感じていました。

日商簿記2級の受験は、職業訓練以外に、派遣会社のeラーニング(無料)を利用して簿記の勉強をしました。

転職活動・職業訓練中

訓練中から転職活動をしていました。

仕事探しで利用したのは、ハローワークの求人、派遣会社とアルバイト求人誌です。

  • 自分で検索したハローワークの求人:面接までたどり着けたのは0件
  • 派遣スタッフ:1件のみ職場見学まで。
    残念ながら仕事は決まりませんでした。場所は六本木で、SAP使用の経理、時給1,500円くらいだった記憶があります。
  • アルバイト:1件のみ面接まで。
    残念ながら不合格。新宿区の税理士事務所の経理で、時給1,000円の仕事でした。

転職活動・職業訓練終了後

仕事が決まらなかったため、とりあえず自分にできる仕事を探し、仕事をしながら転職活動をすることにしました。「エクセルVBA」を使う仕事を見つけ応募。

実際に働きだすと求人内容の仕事ではなく、客先常駐のユーザーサポートで、扱うシステムは一度も触ったことなし。限られた業界向けの会計システムでした。この仕事を任された理由は、「簿記知識」があったから。職業訓練を受講したおかげです。

この仕事の経験が後の転職に役立ちました。

ユーザーサポートの仕事をはじめてから半年後に、アルバイト求人に応募。会計システムの経験に注目され、未経験でも経理として雇ってもらえることになったのです。

  • 雇用形態:アルバイト、のちに社員
  • 職種:経理
  • 時給:1,000円
  • 業種:不動産、建築、その他

街の地主である社長が設計、建築、そして賃貸している会社でした。

まとめ・職業訓練は有利

職業訓練を受講するのは有利です。

受講中に次のように思ったことはあります。

  • ついていけないかもしれない
  • なんかちょっと違うかも

さらに、受講目的を明確にし、本当に学びたいコースを受講すれば、受講中に失敗したと思うようなことない?とは言い切れません。

私のように受講直後に希望の仕事に就けなかったとしても、時間が経った時に転職できる可能性もあります。

希望職に就けなかったとしても、学んだ知識は役立つことがあります。失敗やうまくいかないことは、後から振り返ったとき、実は必要な経験だった!ということはあります。

最後に、これは個人的な意見ですが、職業訓練の受講を「有利」にするのも「不利」にするのも自分次第です。

本記事が、あなたの目標を実現するきっかけになると嬉しいです。

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